oyasumi

誰も知らないところ。パニック障害と付き合いながらちょうどいい生活を送りたい。

病気と付き合う、向き合う

早いもので退院しました。

先生…寂しいようと言いたくなるけど死ぬまで永遠に診察はつづくのです。またいつも通りお世話になります。

 

ずっと病名を伏せてきましたが、卵巣嚢腫(皮様嚢腫)という病です。
大学を卒業する前に分かった病気ですが、社会人スタートということもありどのタイミングで手術すべきかかなり悩んで渋っていました。

皮様嚢腫はなぜか卵子が勝手に細胞分裂を起こして爪や髪の毛、歯、など人間の身体の一部を作ってしまうことで大きくなっていきます。

私の腫瘍からは排水口かよってくらいのかなりの量の髪の毛と油が出てきました。歯が出てきたら欲しいって先生に言っといて!と母に伝えましたが残念ながら歯は出てこず…でもくれるつもりだったっぽい。
さらに予備軍である小さな膿腫が2つ、計3つの膿腫を取り除きました。

意外と子宮検診をしていない女性が多いですが、早期発見のために検診は受けた方がいいです。
内診は怖い、面倒くさい、そのちょっとした気持ち以上に、きっと手遅れになった時に失うものの方が大きいと思います。

 

 

「医学的に劣性な人間などいない」

何の気なしに見ていたテレビで聞いたコメントですが、いいこと言うなーと思って。どこかの大学教授だったか。

メロンが出てきたよ

◎術後3日目

・まさかの退院許可が降りる。

身内がいないと思われているので、痛くて今日は退院できませんと言ったら、ですよねえとあっさり納得されて、2日伸ばしてもらうことになりました。

ちなみに帝王切開されている妊婦さんらが全員退院されたのですがどうして歩いているのかまったく理解できない。

 

・自力でシャワーを浴びる。

どうやってパジャマ脱ごうかなというところからスタート。結局全然時間がなく、洗わないと衛生的にヤバそうなところだけ洗いました。

なぜか腹帯が血で汚れていましたが、へそ出血???へそ???

 

・ごはん

メロンが出てきたのと、その後お見舞いに来てくれた友人がケーキ持って来てくれて、食べていいのかわからなかったけど食べたかったので食べました。

はりもぐ。。

 

お見舞い本当にありがとうございます。

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術後2日目

3日で動き回りました!みたいな体験ブログを見てたので、なんだそんなもんか、実際そんな切らないしなとか軽く見ていたのだけど、全然動けません。

本来腫瘍一つだけ切除する予定だったのが、中を開いたら予備軍もいて3つも取り除いているのでそれでなのだろうか。

 

食事とトイレくらいしかすることないのに、たったそれだけがビッグイベントすぎて、いちいち息を切らし休憩のために寝て体力回復する。これだけで一日が過ぎて、意外と全然暇じゃないです。

 

まずパンツが傷口を締め付けるわけです。もうパンツかダメって時点でそれ以上の希望なんて何もないです。でも尿道カテーテルに比べたら1億万倍マシなので平気です。

手術の記録

なんとか終わりましたので記録。

 

◎手術日

午前中の点滴から失神。
血管迷走神経反射性失神、らしい。私はとにかく神経系が弱い。
でも1回目の点滴で湧き水のように血が溢れ出ていたのはショックが大きかったです。

 

15時過ぎに手術が始まって無事終わりました。

かなり意識朦朧としてたけど、目が覚めたらお腹痛すぎて呼吸が…。

痛み止め使っても痛いことに変わりはない、というかこれは空腹の痛みなのか。

真っ先に松屋の牛丼を思い浮かべた。

 

術後、傷の痛みと尿道カテーテルとの戦い。

カテーテル入れてると尿意は感じないらしいのですがまるでダメで、看護師さん呼ぶと、「そういうものですし、漏れることはないので」と。

こんなおトイレマックス状態で寝ろと??

 

異常に長い夜でした。

やっぱりカテーテルが気になるのでナースコール。自動的に尿が抜けるらしいですが、看護師さんに抜いてもらわないと尿意がおさまらないことが分かって、定期的に抜いてもらう。しかし冷たい看護師さんに当たると、「カテーテルは抜けないので」と。違う、カテーテルじゃなくて尿を抜いて欲しいの…!!

泣きそうになるも図太いのでもう一回ナースコール。別の看護師さんにあたってひと安心。

 

◎術後1日目

死闘の末の朝、トイレまで歩けたらカテーテル抜きますってことで、ゾンビのように歩き、カテーテルは無事抜かれました。

 

歩いた後はお腹の激痛との戦い。ここで一気に体温が上がって37.6℃。もう何がなにやら分からない。

看護師さんのはからいで氷枕持ってきてもらうなど。

 

関ジャニクロニクル絶対見るぞ!と意気込んでいたことも痛みに悶絶しているうちにすっかり忘れました。残念。

明日から休職

仕事終わりました。
昼で帰宅。帰り道の空がきれいでした。
社長をはじめ、みんな、たくさん遊んでこいと。嬉しいけど、今は会社の人を好きになれません。

 

私はバカだから逃げる選択肢がいつもないけど今回ばかりは堂々と逃げます。仕事からも、世間体からもさようなら。

でも自分を変えたいです。なんでもいいから、なにかしなくちゃいけません。
ヒントはそのうち見つかると思いながらもう1年も過ぎてしまったのにたった1ヶ月で何が変わるって言うんだ…!えーん。

 


・婦人科系の病気なので女でも男でもない個としての私と、女の私との葛藤がエンドレスリピート。

 

・ミュージカル「キャッツ」のメモリーを聴く。

「わかるわ 幸せの姿が
ほら見て 明日が」

ベタだけど、、優しくて強くてなんていい曲。

 

・ひとりですべきこと候補たち

ディズニー

鎌倉

資格

古着巡り

水族館

明日で最後

意外といつも通りの気持ちで過ごしています。

 

後輩たちとおしゃべりするのもいつも通り。

私がおしゃれして出社する度みんなが合コンって騒ぐから、合コンってどんな感じですか?と18歳に聞かれました。残念ながら私も知りません。

 

 

終業後即会社を出て友人らとご飯。

 

最初は仕事の話をしていたのに、途中からでれーんとなる末っ子3人組。 

つくづく大学は行ってよかったと思います。各々の道を進む中で出会ったのにまたさよならするのはちょっとさびしいですが、きっとまたその道が交差する時までちゃんと歩いていたいです。

早く東京に戻ってきてね。

 

予期せぬ1日

ミュージカル見てきました。

仕事柄人と関わるよりモノを作ることの方が多いけれど本当の感動はやっぱり人間なんだよなあーーー。

拍手なんかじゃ全然足りません。例え血が出るくらい拍手を送っても、それでも足りないもどかしさ。

 

そのあと友人から彼氏ができたと報告を受け、詳細を聞き、カフェでながーく喋って、会計をしたまさにその時に彼氏さんから連絡がきて、今から飲みに来ないー?ということで、行ったのです。

 

彼氏さんのご友人と4人で、私は最近人の運が非常に悪かったりしたこともあって外と遮断する毎日を送っていましたが、まともに会話のできるまともな人が3人もいることが嬉しかったです。

 

自分の結婚したい年齢から逆算して付き合うことについて考えたとき、もうそろそろ付き合える人数も限られているわけで、30歳女性で未婚というと人間的に欠陥があるのではと思われて余計に付き合うことが困難になる、というなんとも真っ当な意見をもらいました。

どうしてそんな話を初対面の私にわざわざしてくれたのか気付いて、頭いい人だなあと後でしみじみ思いました。

 

 とにかく友人カップルが幸せそうで初々しかったので私は満足でございます。

てんこ盛りな1日。