oyasumi

誰も知らないところ。

誤解

ヒトラー〜最期の12日間〜』を見る。

大総統閣下がお怒りのようですシリーズでよくネタにされてるアレです。

製作会社はそういったネタ動画を削除したらしいですが、、まあ、そうなるわよねえ。

一通り見るとかなりいい映画で、笑われて終わるようではこの作品の生まれた意味がないかなと。

 

ちょうどこの映画がテレビ放送されていた時期に優生学を取り上げた番組があって、薄っすらとしか見ていなかったけれど、解説者の教授?が、優生学を進めていたのはフェアシュアーだけでなく、同じ時代アメリカにもそういう思想が強くあったということを頭に入れておかないと私たちは歴史の解釈を間違えてしまう…みたいなことを言っていたのが強く頭に残っています。

この言葉を踏まえて考えると、ヒトラーは悪い、と言ってしまうのは本当に簡単な解釈になります。その後ろでどれだけの人間が協力し、なぜその思想が生まれ、なぜ戦争が起きるのか、そうやってどんどん視野を広げていかないと、わかったつもりで終わってしまう気がして恐ろしい。

 

戦争はいけないって教えられてきたし確かにそう思うけど、でも、もし目の前で銃口向けられたら?

戦争はいけませんなんて言って黙って死ぬなんて私はとてもじゃないけどできないだろうと思う。どんな正義を掲げても死んだら終わり。

 

いいとか悪い以前に生きるか死ぬかなんだろうなあ。登場人物のそれぞれの気持ちに入り込むといろんな感情が生まれてくる。

みんなもうなにが敵かなんてほとんど考えてない。毎日命の危険に晒されてたら考えることなんてできない。なかば狂気に突き動かされてるような感じ。

 

 

クリスチャン・ベルケルの役がよかったな!彼は自分の意思で生きることを選べるから。ああいう人は強いよね。

あと普通に容姿がかっこよくて、美形じゃないんだけど、この人はなんて目のきれいな人なんだ!!と、冒頭からときめいた(笑)